SH5537 AIと米国著作権法フェア・ユース法理の最新動向(下)――Kadrey v. Meta Platforms, Inc.判決 井上乾介(2025/08/08)

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AIと米国著作権法フェア・ユース法理の最新動向(下)
――Kadrey v. Meta Platforms, Inc.判決――

アンダーソン・毛利・友常法律事務所*

弁護士・カリフォルニア州弁護士 井 上 乾 介

 

1 はじめに

 前稿(Bartz v. Anthropic PBC判決[1]。以下「Bartz判決」という。)では、米国における生成AI学習データ利用とフェア・ユースを本格的に論じた裁判例として、Bartz判決の全体像と意義を検討した。

 本稿では、Bartz判決直後の2025年6月25日に米国カリフォルニア北部連邦地裁で言い渡されたKadrey v. Meta Platforms, Inc.判決[2](以下「Kadrey判決」という。)について、判決の概要、フェア・ユース4要素の評価、Bartz判決との相違点を中心に紹介する。

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(いのうえ・けんすけ)


アンダーソン・毛利・友常法律事務所 スペシャル・カウンセル。2004年一橋大学法学部卒業。2007年慶応義塾大学法科大学院卒業。2008年弁護士登録(東京弁護士会)。2016年カリフォルニア大学バークレー校・ロースクール(LL.M.)修了。2017年カリフォルニア州弁護士登録。著作権法をはじめとする知的財産法、個人情報保護法をはじめとする各国データ保護法を専門とする。

 

アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 https://www.amt-law.com/

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