経済産業省、「スタートアップの成長に向けたファイナンス
に関するガイダンス」を公表
岩田合同法律事務所
弁護士 工 藤 良 平
経済産業省は、スタートアップ企業（以下、単に「スタートアップ」という）の更なる成長促進に向けた新たな施策として、スタートアップの経営者やCFOを対象として、スタートアップの各段階におけるファイナンスの全体像と、立ち上げ期、シード期からミドル期、レイター期、IPO前後に至るそれぞれのステージでのファイナンス手法や課題につき解説する「スタートアップの成長に向けたファイナンスに関するガイダンス」（以下「本ガイダンス」という）を策定・公表した。
本ガイダンスが紹介するファイナンス課題は、以下のとおり整理される。概ね0～3が設立からシード期、4～5がミドル期、6がレイター期、7～8がIPO時、9がIPO後という各ステージにおいて発生が想定される課題と考えられる。
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（くどう・りょうへい）
岩田合同法律事務所パートナー。日本及び米国(NY州)弁護士。
2006年コロンビア大学ロースクール(LL.M.)修了。20
岩田合同法律事務所 http://www.iwatagodo.com/
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1902年、故岩田宙造弁護士（後に司法大臣、貴族院議員、日本弁護士連合会会長等を歴任）により創立。爾来、一貫して企業法務の分野を歩んできた、我が国において最も歴史ある法律事務所の一つ。設立当初より、政府系銀行、都市銀行、地方銀行、信託銀行、地域金融機関、保険会社、金融商品取引業者、商社、電力会社、重電機メーカー、素材メーカー、印刷、製紙、不動産、建設、食品会社等、我が国の代表的な企業等の法律顧問として、多数の企業法務案件に関与している。
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