M&A・組織再編(買収防衛含む)

M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5594 インド:インドのFast Track Merger制度の改正 山本匡(2025/10/10)

このような問題を解消し、NCLTの負担を軽減する方策として、現行のインド会社法においていわゆるFast Track Merger(通称「FTM」)が導入された(同法233条)。これは、組織再編行為の当事者の株主及び債権者の90%がスキーム・オブ・アレンジメントを承認し、中央政府、会社登記局(Registrar)及び公的清算人(Official Liquidator)に届出をすることにより、原則としてNCLTの承認なく組織再編行為を行うことができるようにするものであり、同条は2016年12月に施行された。その適用範囲や手続きの詳細は、同法下の規則である会社組織再編規則(Companies (Compromises, Arrangements and Amalgamations) Rules, 2016)に規定されている。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5578 タイ:タイにおけるカーブアウトM&Aの実務上の留意点 村瀬啓峻(2025/09/26)

近年、多くの日系企業において事業ポートフォリオの見直しが活発化し、それに伴い事業再編が進められている。事業再編の手段としては、実務上、事業の一部を売却するM&A取引、いわゆるカーブアウトM&Aが用いられることがある。製造業を中心に、多くの日系企業がタイに子会社を有しているが、タイに子会社を有する日本の親会社が事業ポートフォリオを見直し、カーブアウトM&Aを実施する場合には、それに連動して、タイ子会社の一部の事業が売却対象となるケースも少なくない。タイにおけるカーブアウトM&Aに際しては、日本におけるカーブアウトM&Aとは異なる観点からの検討が必要となる。本稿では、タイにおけるカーブアウトM&Aにあたっての実務上の留意点を概観する。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5510 米政府、日本製鉄によるUSスチールの買収提案に関する大統領令 龍野滋幹/水本啓太(2025/07/10)

本稿では、本大統領令においてどのような構造で本買収提案に関する判断がなされているのかを概観する。
競争法(独禁法)・下請法

SH5500 公取委、令和6年度における企業結合関係届出の状況及び主要な企業結合事例について 松田大樹(2025/07/01)

令和7年6月18日、「令和6年度における企業結合関係届出の状況及び主要な企業結合事例について」が公表されましたので、その概要をご紹介します。
競争法(独禁法)・下請法

SH5495 公取委、企業結合審査ガイドブック ~Merger Review Guidebook~ を公表  武田敦(2025/06/25)

公正取引委員会(以下「公取委」という。)は、企業結合の禁止要件である「一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる」か否かについて企業結合審査を実施している。公取委は、同審査に当たって「企業結合審査に関する独占禁止法の運用指針」[1]を策定・公表していたが、令和7年6月、企業結合審査の概要、審査基準や手続の流れなどについて解説した「企業結合審査ガイドブック ~Merger Review Guidebook~」(以下「本ガイドブック」という。)を初めて公表した。本稿では、企業結合審査の考え方の概要を紹介する。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5441 中国:中国事業の再編・撤退における近時の諸問題(1)――クロージングと対価の支払い・受領 鹿はせる(2025/05/12)

本稿では、最近の日系企業による中国事業の再編・撤退の動向を踏まえつつ、特に問題になりやすい点として、中国現地法人の持分(株式)譲渡[1]におけるクロージング・対価の支払い問題とその対応策を概観する。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5423 米政府、日本製鉄によるUSスチール買収提案につき、CFIUSに再審査を指示する大統領覚書 龍野滋幹/水本 啓太(2025/04/25)

本買収提案については、すでに同年1月に当時のジョー・バイデン大統領が、本買収提案に係る取引を中止する命令(以下「本中止命令」という。)を発表[2]している。本稿では、CFIUSの審査制度を概観した上で、すでに大統領が取引の中止命令を出している中で出された本大統領覚書の位置づけおよびその内容について概説する。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5400 金融庁、令和6年金融商品取引法等改正に係る政令・内閣府令案等を公表(公開買付制度・大量保有制度) 菅隆浩/嶋田祥大(2025/04/14)

本政府令案は、2024年5月15日に成立した「金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律の一部を改正する法律」(令和6年法律第32号)(以下「本改正法」という。)に関するもので、公開買付制度および大量保有報告制度の改正を内容とするものである。  施行日は、パブリックコメント(期限:2025年4月13日17時)の終了後、所定の手続を経て、公布・施行予定とされており、現時点においても施行日は具体的に定められていない。  以下では、公開買付制度の見直しの概要について概説する。なお、本政府令案は、上記のとおりパブリックコメントの手続に付されており、その内容が今後変更となる可能性がある点に留意されたい。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5391 経産省、「ヘルスケアスタートアップと事業会社間の連携・出資・買収のための手引書」を策定 龍野滋幹/淺井茉里菜(2025/04/08)

経済産業省は、ヘルスケアスタートアップの更なる成長を支援する観点から、「GROWTH & EXIT PLAYBOOK-ヘルスケアスタートアップと事業会社間の連携・出資・買収のための手引書」(以下「本手引書」という。)を策定し、2025年3月12日に公表した[1]。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH5356 MBO・支配株主による完全子会社化に関する企業行動規範の見直し (市場区分の見直しに関するフォローアップ会議(第20回)) 菅隆浩/嶋田祥大(2025/03/14)

報道機関により「MBOでの不当な低価格防ぐ 東証、企業に根拠説明義務」という表題で紹介され[1]、M&Aの実務家から注目されていた株式会社東京証券取引所(以下「東証」という。)による「MBO・支配株主による完全子会社化に関する企業行動規範の見直し」[2]の概要が、市場区分の見直しに関するフォローアップ会議(第20回)[3]の中で明らかになった。  以下では、見直しの概要について概説する。