経済安保・通商政策

経済安保・通商政策

SH5666 経済安全保障経営ガイドライン案の公表 松本拓/鈴木潤/林載允(2025/12/19)

2025年11月20日、経済産業省は、「経済安全保障に関する産業・技術基盤強化のための有識者会議」の資料として、主として経営判断を担う経営層向けに「経済安全保障経営ガイドライン(第1.0版)(案)」(以下「本ガイドライン」という。)を公表した[1]。  経済産業省は、2023年より「経済安全保障に関する産業・技術基盤強化アクションプラン」を公表してきたところであるが、経済安全保障への取組がコストにつながるとの産業界からの懸念を踏まえ、むしろ同取組が自社の競争力強化につながることを示し、経営層を後押しするための要点を取りまとめたものである。  本稿においては、当該ガイドラインの概要および主要なポイントについて解説する。
経済安保・通商政策

SH5658 経済安全保障推進法の2026年以降改正に向けた動向 松本拓/鈴木潤/石川雅人(2025/12/09)

2025年11月7日、高市内閣総理大臣を議長とする経済安全保障推進会議(第8回)(以下「推進会議」という。)が開催され、小野田経済安全保障担当大臣に対し、有識者の意見も踏まえながら、経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律[1]、いわゆる経済安全保障推進法(令和4年法律第43号。以下「法」という。)の改正に向けて早急に検討を開始するよう指示があった。同指示を受け、同月14日、経済安全保障法制に関する有識者会議(第12回)(以下「有識者会議」という。)が開催され、法の改正に向けた議論がなされた。 本稿においては、法の改正の背景と改正の方向性について解説する。
不動産法

SH5652 外資による土地取得に対する規制動向 ――第1回 外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議 鈴木潤/石川雅人(2025/12/04)

 政府は、2025年11月4日、「外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議」(以下「本会議」という。)第1回を開催し、外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に向けた体制整備について議論を行った[1]。本稿では、今後本会議において議論がなされる論点のうち、経済安全保障との関係においても重要なかかわりを有する、外国人または外資による土地取得に対する規制に焦点を当てて、紹介する。
経済安保・通商政策

SH5647 公取委、「経済安全保障に関連した事業者の取組における独占禁止法上の基本的な考え方」及び「経済安全保障と独占禁止法に関する事例集」について 内藤祐貴(2025/12/01)

公正取引委員会が、2025年11月20日付けで、「経済安全保障に関連した事業者の取組における独占禁止法上の基本的な考え方」及び「経済安全保障と独占禁止法に関する事例集」について公表しましたので、その概要をご紹介します。
経済安保・通商政策

SH5646 対内直接投資に関する2026年以降の外為法改正の展望 松本拓/武士俣隆介/伊原ひかり(2025/12/01)

2025年10月31日、関税・外国為替等審議会・第64回外国為替等分科会(以下「本件分科会」という。)が開催され、対内直接投資審査制度につき審議が行われた[1]。公開されている配布資料(以下「本件資料」という。)[2]をもとに、対内直接投資に関する現行制度の問題点や今後実施される可能性のある2026年以降における外国為替及び外国貿易法(以下「外為法」という。)改正の方向性について検討する。
業法・規制法対応

SH5619 インド:インド保険会社(外国投資)規則改正案の公表 山本匡(2025/11/04)

インドの保険会社に対する外国投資は、外国為替管理法(Foreign Exchange Management Act, 1999)等に基づく外資規制のみならず、保険法(Insurance Act, 1938)及び同法に基づき制定されたインド保険会社(外国投資)規則(Indian Insurance Companies (Foreign Investment) Rules, 2015)(以下、「保険会社外国投資規則」という。)にも服する。  インド政府財務省(Ministry of Finance)は、2025年8月29日に保険会社外国投資規則の改正案を公表した。改正案の概要は以下の通りである。
経済安保・通商政策

SH5617 米商務省BIS、輸出管理規則(EAR)のエンティティ・リスト等掲載事業体の関連事業体も適用対象とする新ルール導入等の規則改正、輸出管理体制を強化 藤田将貴/佐藤重男(2025/10/31)

米商務省産業安全保障局(BIS)は、2025年9月29日、新たな暫定最終規則(Interim Final Rule、IFR)[1](以下「本規則」という。)を公表し[2]、これに伴って、エンティティ・リスト[3](以下「EL」という。)に関するFAQ[4]を更新した[5]。  本規則は、主に、ELや軍事エンドユーザー・リスト[6](以下「MEUリスト」という。)等に掲載された事業体が直接または間接に50%以上を保有する外国事業体に対し、これらのリストに基づくライセンス要件等を適用する「Affiliates rule」(以下「BIS 50%ルール」という。)を導入するものであり、2025年9月29日付けでその効力を生じた。本規則は、米国輸出規制の対象事業体を大幅に拡大するとともに、事業者のスクリーニングの負担を大幅に増大させる等、取引実務に重大な影響を与えることが予想される。  本稿では、本規則の内容等を概説する。
経済安保・通商政策

SH5615 対イラン制裁措置の再適用 髙嵜直子/浅沼泰成(2025/10/29)

2025年9月28日、国際連合安全保障理事会(以下「国連安保理」という。)決議第2231号(2015年7月20日付)に基づき、2015年以降解除されていた対イラン制裁措置を再び適用することが採択された。  日本では、対イラン制裁措置の再適用に伴い、外国為替及び外国貿易法(以下「外為法」という。)に基づき、①資産凍結等の措置、②投資禁止措置、③資金移転防止の措置、④イランを原産地または船積地域とする武器および各活動等に関連する品目の輸入禁止措置が実施されることとなった[1]。
経済安保・通商政策

SH5613 安全保障貿易に係る機微技術管理ガイダンス(大学・研究機関用)の改訂 鈴木潤/石川雅人(2025/10/28)

 2025年9月24日、経済産業省は、大学・研究機関における外国為替及び外国貿易法(以下「外為法」という。)の遵守および効果的な体制整備と、機微技術管理の向上の促進を目的とした、「安全保障貿易に係る機微技術管理ガイダンス(大学・研究機関用)」[1](以下「ガイダンス」という。)を改訂した(以下「本改訂」という。)。  本稿においては、ガイダンスの概要や改訂のポイントについて解説する。
経済安保・通商政策

SH5609 輸出管理の見直し――キャッチオール規制の見直しに関する政省令等の改正等 髙嵜直子/德元あす美(2025/10/24)

本稿では、補完的輸出規制の改正内容について概観した上で、外国ユーザーリストの改正やQ&Aの変更の内容について解説する。