メガバンク・総合商社・電力の気候変動対応を巡り
2023年6月株主総会に向けて引き続き株主提案
――本年も環境NGOほか資産運用大手から、2022年総会では複数会社の
一部議案で25%超の賛同も――
上場会社における2023年6月株主総会の開催に向けて株主提案を受領した旨の発表、受領した株主提案に対し取締役会として反対する決議を行ったなどとする発表がなされている。気候変動対応を巡っては環境NGOに加え、大手資産運用会社からも昨年に引き続き株主提案が行われている状況がみられる。
三菱商事(証券コード:8058。以下同様)においては5月9日、株主2名から6月23日開催予定の2022年度定時株主総会において定款変更に係る2件「議案1 定款の一部変更の件(パリ協定目標と整合する中期及び短期の温室効果ガス削減目標を含む事業計画の策定及び開示)」「議案2 定款の一部変更の件(新規の重要な資本的支出と2050年温室効果ガス排出ネットゼロシナリオとの整合性評価の開示)」の株主提案を行う旨の書面を受領しているとし、同日開催の取締役会でこれらの株主提案に反対することを決議したと発表した。
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