SH5036 企業取引研究会の初会合が開かれる――適切な価格転嫁の定着に向けた取引環境整備、「優越的地位の濫用規制の在り方」につき下請法を中心に検討へ(2024/07/31)

取引法務競争法(独禁法)・下請法

企業取引研究会の初会合が開かれる
――適切な価格転嫁の定着に向けた取引環境整備、「優越的地位の濫用規制の在り方」につき下請法を中心に検討へ――

 

 企業取引研究会(座長・神田秀樹東京大学名誉教授)の初会合が7月22日、開催された。

 公正取引委員会と中小企業庁が連名により7月19日、その設置・開催趣旨などを発表していた。「優越的地位の濫用規制の在り方について、下請法を中心に検討することを目的」として開催される本研究会は公取委・中企庁の共催とされ、事務局は公取委事務総局経済取引局取引部企業取引課および中企庁事業環境部取引課。有識者からなる委員は座長を始めとする大学教授・大学院教授8名、法律実務家(弁護士)2名、資本金・従業員数など企業規模に応じて3社から企業経営者3名、ほか経済団体・消費者団体・連合の関係者により総勢20名の構成とされた(なお、男女同数)。金融庁・農林水産省・経済産業省・国土交通省がオブザーバー参加する。今後、月1回程度を目途として開催。

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