SH4456 中国:「会社法」改正案の第二回パブコメ版(上) 川合正倫/万鈞剣(2023/05/25)

組織法務経営・コーポレートガバナンス役員責任・会社訴訟

中国:「会社法」改正案の第二回パブコメ版(上)

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 川 合 正 倫

弁護士 万   鈞 剣

はじめに

 中国の会社法の第二回改正草案が2022年12月30日に公表された。これは、2021年12月24日に公表された会社法の改正草案[1](以下、「第一回改正案」という。)に対する意見募集及び審議を受けたものである。

 第二回改正案では、第一回改正案を変更する内容も少なからず含まれている。本稿では、特に外資企業にとって関心が高い、董事・監事等の義務、ガバナンスの規制変更及び有限責任会社の資本を中心に重要な留意点を紹介する。

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(かわい・まさのり)

長島・大野・常松法律事務所上海オフィス一般代表。2011年中国上海に赴任し、2012年から2014年9月まで中倫律師事務所上海オフィスに勤務。上海赴任前は、主にM&A、株主総会等のコーポレート業務に従事。上海においては、分野を問わず日系企業に関連する法律業務を広く取り扱っている。クライアントが真に求めているアドバイスを提供することが信条。

 

(Junjian・Wan)

2011年から2015年まで中倫律師事務所北京オフィスに勤務、2015年に長島・大野・常松法律事務所に入所。日系企業による中国市場の進出及びM&A、合弁提携その他事業経営の全般に関する法務サポートに従事し、また、中国企業による日本市場への参入等に関する法務サポートも提供。山東大学法学部、早稲田大学法学研究科卒業。

 

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

長島・大野・常松法律事務所は、500名を超える弁護士が所属する日本有数の総合法律事務所です。企業法務におけるあらゆる分野のリーガルサービスをワンストップで提供し、国内案件及び国際案件の双方に豊富な経験と実績を有しています。

当事務所は、東京、ニューヨーク、シンガポール、バンコク、ホーチミン、ハノイ、ジャカルタ及び上海に拠点を構えています。また、東京オフィス内には、日本企業によるアジア地域への進出や業務展開を支援する「アジアプラクティスグループ(APG)」及び「中国プラクティスグループ(CPG)」が組織されています。当事務所は、国内外の拠点で執務する弁護士が緊密な連携を図り、更に現地の有力な法律事務所との提携及び協力関係も活かして、特定の国・地域に限定されない総合的なリーガルサービスを提供しています。

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