SH0522 『中南米(ラテンアメリカ)進出法務の基礎講座』掲載開始にあたって 山口勝之(2016/01/11)

そのほか

中南米:『中南米(ラテンアメリカ)進出法務の基礎講座』
掲載開始にあたって

西村あさひ法律事務所

弁護士 山 口 勝 之

 

 中南米は、古くから資源・エネルギーや食料等の調達先として、また巨大な市場として、さらには北米ビジネスの拠点として、多くの日本企業の注目を集めてきた。近年は、中南米諸国のさらなる経済成長や市場開放政策、政情や治安の安定化等が進展しており、これらを背景に日本企業の中南米進出と中南米事業の拡大がますます予想される。

 特に2015年は、中南米にとり、米国・キューバ間の国交正常化、アルゼンチンの政権交代、ベネズエラの与党大敗という3つの歴史的な大変化が起きた年であった。キューバでは、54年にわたって断絶していた米国との関係修復を受け、米国以外の全世界との関係にも変化が生じ、多国籍企業がビジネスチャンスを狙って続々と押し寄せている。アルゼンチンでは、先の大統領選で12年続いた既存の反米政権が否定され、自由主義を掲げる新政権は早々に為替取引を自由化するなど、これから海外資本の事業進出を受け入れる準備が急速に進むことが予想される。ベネズエラでも、先の国会議員選で、同じく反米路線をとる現政権の支持母体与党が16年ぶりに大敗、今後の自由主義への大転換は必須の様相を呈しており、多国籍企業にとってビジネスチャンスの誕生を予感させる。

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