SH4848 人的資本経営の実践と情報開示の実務対応 第16回:人材版伊藤レポート2.0が示す「5つの共通要素」の解説(その2) 堀田陽平(2024/03/11)

ディスクロージャー組織法務経営・コーポレートガバナンス

人的資本経営の実践と情報開示の実務対応
第16回:人材版伊藤レポート2.0が示す「5つの共通要素」の解説(その2)

日比谷タックス&ロー弁護士法人

弁護士 堀 田 陽 平

 

第2部 人的資本経営の実践
 第16回:人材版伊藤レポート2.0が示す「5つの共通要素」の解説(その2)

【今回の狙い】

 今回は、「人材版伊藤レポート2.0」が示した「5つの共通要素」、「共通要素1」についての解説の続きになります。

 

【今回の主なターゲット】

  • 取締役会、取締役会事務局
  • 経営戦略部門
  • サスティナビリティ部門
  • 人事部門担当
  • IR担当

 

1 前回の振返り

  前回は、共通要素1「動的な人材ポートフォリオ計画の策定と運用」のうち、以下の①と②まで解説しました。

  1. ① 将来の事業構想を踏まえた中期的な人材ポートフォリオのギャップ分析
  2. ② ギャップを踏まえた、平時からの人材の再配置、外部からの獲得
  3. ③ 学生の採用・選考戦略の開示
  4. ④ 博士人材等の専門人材の積極的な採用

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(ほった・ようへい)

2016年弁護士登録(第69期。第二東京弁護士会)。2017年鳥飼総合法律事務所入所。
2018年7月現在の事務所へ移籍。2018年10月から経済産業省経済産業政策局産業人材政策室(当時。現在は「課」)に任期付き職員として着任。
経済産業省では、兼業・副業の推進、テレワークの推進、フリーランス政策等の柔軟な働き方に関する政策立案や、人材版伊藤レポートの策定等の人的資本経営の推進に関する政策立案等に従事。経済産業省から帰任後も人的資本経営の実践・開示に関するセミナーや寄稿を行う。

 

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