厚労省、平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表
－－申出等は9,299件で前年比15％の減少－－
厚生労働省は7月7日、平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出・苦情等の件数を公表した。
それによると、平成28年度の件数は9,299件であり、前年度の10,937件に比べ、15.0％減少している。主な申出等の状況は次のようになっている。
申出等の主な内容別件数
（％は全体に対する比率、1件の申出等で複数の内容を含むものはそれぞれの内訳に計上）
「賃金に関すること」 2,636件（28％）
「就業時間に関すること」 1,921件（21％）
「職種・仕事の内容に関すること」 1,311件（14％）
「選考方法・応募書類に関すること」 1,065件（11％）
「休日に関すること」 936件（10％）
申出等の主な要因別件数
（％は全体に対する比率、1件の申出等で複数の内容を含むものはそれぞれの内訳に計上）
「求人票の内容が実際と異なる」 3,608件（39％）
「求人者の説明不足」 2,335件（25％）
「言い分が異なる等により要因を特定できないもの」 915件（10％）
「求職者の誤解」 576件（6％）
「ハローワークの説明不足」 116件（1％）
申出等件数の産業別状況
「医療、福祉」 1,514件
「卸売業、小売業」 1,505件
「製造業」 1,337件
ハローワークにおける求人票の内容が実際と異なるもの（3,608件）の対応状況
求人条件と実際の労働条件が異なるといった相談等を受けた場合には、ハローワークにおいて迅速な事実確認と必要な是正指導を行うほか、法違反のおそれがある場合には、当該求人の職業紹介の一時保留や求人の取消を実施することとなる。平成28年度の対応状況は次のようになっている。
「求人票の内容を変更」 982件（27％）
「職業紹介の一時保留」 330件（9％）
「求人取消」 311件（9％）
「求人票に合わせ労働条件等を変更」 196件（5％）
-
○ 厚労省、平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表します（7日）
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000170422.html -
平成28年度 ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11601200-Shokugyouanteikyoku-ShusekishokugyouShidoukanshitsu/0000170500.pdf -
平成28年度 ハローワークにおける求人票の内容が実際と異なるものの対応状況
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11601200-Shokugyouanteikyoku-ShusekishokugyouShidoukanshitsu/0000170501.pdf