中国:欧州の中国製EVに対する反補助金調査と日本企業の留意点
長島・大野・常松法律事務所
弁護士 鹿 はせる
欧州委員会は10月4日、中国から欧州に輸入されるバッテリー式電気自動車(BEV)について、EU域外国からの補助金を受けた輸入品に対する保護に関する2016年6月8日付欧州議会・理事会規則(以下「2016年補助金保護規則」という。)10条8項に基づく反補助金調査(以下「本件調査」という。)を正式に開始した[1]。
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(ろく・はせる)
長島・大野・常松法律事務所東京オフィスパートナー。2006年東京大学法学部卒業。2008年東京大学法科大学院修了。2017年コロンビア大学ロースクール卒業(LL.M.)。2018年から2019年まで中国大手法律事務所の中倫法律事務所(北京)に駐在。M&A等のコーポレート業務、競争法業務の他、在中日系企業の企業法務全般及び中国企業の対日投資に関する法務サポートを行なっている。
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