公取委、荏原製作所の「木型等無償保管」を巡り下請法違反で勧告
――対象事業者数176名・木型等数8,900型、いわゆる「型」無償保管事案で最大規模に――
公正取引委員会は2月20日、荏原製作所(本店・東京都大田区。東証プライム市場上場)において、自社所有により貸与していた木型・金型など合計8,900型につき当該木型・金型などを用いて製造する製品・部品の発注を長期間行わないにもかかわらず下請事業者176名に対して無償で保管させる下請代金支払遅延等防止法4条2項3号(不当な経済上の利益の提供要請の禁止)違反の行為が認められたとし、同法7条3項に基づき同日、同社に勧告を行ったと発表した。
いわゆる「型」無償保管に関する近時の事案では今年1月23日公表「東京ラヂエーター製造株式会社に対する勧告について」における認定が対象「型」数ベースで合計2,389型となり、2024年2月28日公表「サンデン株式会社に対する勧告について」の認定における4,220型に次ぐ規模となっていた(SH5296 公取委、東京ラヂエーター製造の「金型無償保管」を巡り下請法違反で勧告――本年度5件目の「型」無償保管、対象金型数2,389型でサンデン事案に次ぐ規模に(2025/01/29)既報)。
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公取委、株式会社荏原製作所に対する勧告について〔下請法違反(木型等の無償保管)〕
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2025/feb/250220_Ebaraseisakusyo.html
荏原製作所、公正取引委員会からの勧告について
https://www.ebara.co.jp/corporate/newsroom/release/company/detail/1223504_1673.html