法制定・施行10年、9回目となる
「過労死等防止対策白書」が取りまとめ
――2024年版閣議決定、本年8月「大綱」変更の経緯・ポイントを織り込む――
「令和5年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(令和6年版 過労死等防止対策白書)が10月11日に閣議決定され、厚生労働省のウェブサイトにおいて公表されている。
本白書は過労死等防止対策推進法に基づき国会に報告される年次報告書であるところ、同法は第186回国会(常会)において2014年6月20日、議員立法として参議院本会議で可決・成立、6月27日に平成26年法律第100号として公布され、同年11月1日に施行された。本年は本法の制定・施行から10年という節目の年に当たる。なお、例年11月は「過労死等防止啓発月間」とされ、期間中の取組みとなる「長時間労働の是正や賃金不払残業などの解消に向けた重点的な監督指導」などが今年も予定されている。
過労死等防止対策白書の閣議決定・公表は2016年10月、「平成28年版 過労死等防止対策白書」として初めてなされ(SH0839 政府、過労死等防止対策白書を初めて閣議決定 上西拓也(2016/10/17)参照)、今般の白書は9回目の閣議決定・公表となった(2020年・5回目の白書公表等について、SH3382 厚労省、「令和2年版 過労死等防止対策白書」を公表 藤田浩貴(2020/11/13)参照)。
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厚労省、「令和6年版 過労死等防止対策白書」を公表
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44199.html