SH5209 ベトナム:電子署名に関する新しいルール(下)中川幹久(2024/11/22)

そのほか契約書作成・管理

ベトナム:電子署名に関する新しいルール(下)

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 中 川 幹 久

 

(承前)

6 外国電子署名等の承認

 旧法の下の政令26号では、「外国デジタル証明書」を外国デジタル署名認証サービスプロバイダーが発行したデジタル証明書と定義し、その上で「外国デジタル署名」を署名者が外国デジタル証明書を使用して署名したデジタル署名と定義し、郵電省から承認された外国電子署名認証サービスプロバイダーが発行した外国デジタル証明書及びこれに基づいた外国デジタル署名は、ベトナム法上も有効なデジタル証明書及びデジタル署名として認められていた。

この記事はプレミアム向け有料記事です
続きはログインしてご覧ください


 

(なかがわ・もとひさ)

長島・大野・常松法律事務所ホーチミンオフィス代表。1999年慶応義塾大学法学部法律学科卒業。2003年第一東京弁護士会登録。2009年 Stanford Law School(LL.M.)卒業。2009年~2010年Pillsbury Winthrop Shaw Pittman LLP(ニューヨーク)勤務。2011年11月から約2年半、アレンズ法律事務所ホーチミンオフィスに出向。ベトナム赴任前は、M&Aその他の企 業間取引を中心とした企業法務全般にわたるリーガルサービスを提供し、現在は、ベトナム及びその周辺国への日本企業の進出及び事業展開に関する支援を行っている。

 

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

長島・大野・常松法律事務所は、500名を超える弁護士が所属する日本有数の総合法律事務所です。企業法務におけるあらゆる分野のリーガルサービスをワンストップで提供し、国内案件および国際案件の双方に豊富な経験と実績を有しています。

当事務所は、東京、ニューヨーク、シンガポール、バンコク、ホーチミン、ハノイおよび上海にオフィスを構えています。また、東京オフィス内には、日本企業によるアジア地域への進出や業務展開を支援する「アジアプラクティスグループ(APG)」および「中国プラクティスグループ(CPG)」が組織されています。当事務所は、国内外の拠点で執務する弁護士が緊密な連携を図り、更に現地の有力な法律事務所との提携および協力関係も活かして、特定の国・地域に限定されない総合的なリーガルサービスを提供しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました