SH4978 知的財産戦略本部、AI時代の知的財産権検討会〔中間とりまとめ〕の公表 井上乾介/福山和貴/長谷川達(2024/06/17)

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知的財産戦略本部、AI時代の知的財産権検討会〔中間とりまとめ〕の公表

アンダーソン・毛利・友常法律事務所* 

弁護士 井 上 乾 介

弁護士 福 山 和 貴

弁護士 長谷川   達

 

1 はじめに

 2024年5月28日、内閣府知的財産戦略本部「AI時代の知的財産権検討会」(以下「本検討会」という。)[1]は、「AI時代の知的財産権検討会中間とりまとめ」[2](以下「本とりまとめ」という。)を公表した。本とりまとめは、2023年10月から計7回にわたり開催された本検討会での議論をまとめたものである。

 本稿では、本とりまとめの概要を紹介し、本検討会の第7回で公表された本とりまとめ案[3]から変更された箇所[4]を概観し、実務への示唆を検討する。

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(いのうえ・けんすけ)

アンダーソン・毛利・友常法律事務所 スペシャル・カウンセル。2004年一橋大学法学部卒業。2007年慶応義塾大学法科大学院卒業。2008年弁護士登録(東京弁護士会)。2016年カリフォルニア大学バークレー校・ロースクール(LLM)修了。2017年カリフォルニア州弁護士登録。著作権法をはじめとする知的財産法、個人情報保護法をはじめとする各国データ保護法を専門とする。

 

(ふくやま・かずき)

アンダーソン・毛利・友常法律事務所アソシエイト。一橋大学法学部・一橋大学法科大学院卒業。2022年弁護士登録(第一東京弁護士会)。

 

(はせがわ・いたる)

アンダーソン・毛利・友常法律事務所アソシエイト。2021年中央大学法学部卒業。2022年東京大学法科大学院中退。2023年弁護士登録(東京弁護士会)。

 

アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 https://www.amt-law.com/

<事務所概要>
アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業は、日本における本格的国際法律事務所の草分け的存在からスタートして現在に至る、総合法律事務所である。コーポレート・M&A、ファイナンス、キャピタル・マーケッツ、知的財産、労働、紛争解決、事業再生等、企業活動に関連するあらゆる分野に関して、豊富な実績を有する数多くの専門家を擁している。国内では東京、大阪、名古屋に拠点を有し、海外では北京、上海、香港、シンガポール、ホーチミン、バンコク、ジャカルタ等のアジア諸国に拠点を有する。

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