SH5142 「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会(第8回)」を開催――報告書(案)を発表 後藤未来/松永大空(2024/10/15)

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「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会(第8回)」を開催
――報告書(案)を発表――

アンダーソン・毛利・友常法律事務所*

弁護士・ニューヨーク州弁護士 後 藤 未 来

弁護士 松 永 大 空

 

1 はじめに

 総務省情報通信政策研究所長の研究会である「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」(以下「本研究会」という。)[1]は、2024年9月11日に第8回が開催された。

 本研究会は、2022 年8月から 2023 年7月まで開催された「Web3 時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」(以下「前研究会」という。)に続き、前研究会で示された課題を踏まえ、国内における議論を推進するため、2023年10月24日に第1回、同年12月13日に第2回、2024年1月26日に第3回、同年2月15日に第4回、同年2月28日から同年3月5日にメール審議にて第5回、同年4月16日に第6回、同年5月24日に第7回が開催されてきており、第8回では、「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会報告書 2024(案)」[2](以下「本報告書」という。)が示された。

 本稿では、本報告書を概観し、特に本報告書において示された「メタバースの原則(第1.0版)」(以下「本原則」という。)の内容について紹介する。

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(ごとう・みき)


アンダーソン・毛利・友常法律事務所パートナー、弁護士・ニューヨーク州弁護士。理学・工学のバックグラウンドを有し、知的財産や各種テクノロジー(IT、データ、エレクトロニクス、ヘルスケア等)、ゲーム等のエンタテインメントに関わる案件を幅広く取り扱っている。ALB Asia Super 50 TMT Lawyers(2021、2022)、Chambers Global(IP分野)ほか選出多数。AIPPIトレードシークレット常設委員会副議長、日本ライセンス協会理事。

 

(まつなが・ひろたか)


アンダーソン・毛利・友常法律事務所アソシエイト。2021年慶応義塾大学大学法学部卒業。2022年京都大学法科大学院退学。2023年弁護士登録(第一東京弁護士会)。

 

アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 https://www.amt-law.com/

<事務所概要>
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* 「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」は、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業および弁護士法人アンダーソン・毛利・友常法律事務所を含むグループの総称として使用

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