SH5293 内閣官房、GX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキンググループ(第5回)を開催 宮川賢司/香川遼太郎(2025/01/27)

組織法務サステナビリティ

内閣官房、GX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキンググループ(第5回)を開催

アンダーソン・毛利・友常法律事務所*

弁護士 宮 川 賢 司

弁護士 香 川 遼太郎

 

1 はじめに

 内閣官房 GX 実行推進室は、2024年12月19日、GX実現に向けたカーボンブライシング専門ワーキンググループ(第5回)(以下「本WG(第5回)」という。)を開催した[1]

 わが国においては、2026年度より、GXリーグにおける排出量取引制度(以下「GX-ETS」という。)のフェーズ2が本格稼働することが予定されている。そこで、経済、エネルギー、環境の各分野の専門家等の有識者や産業界からのヒアリングを通じて、本格稼働後のGX-ETS の具体的な制度設計について論点整理を行うことを目的として、本WGが設置された。

 本稿では、本WG(第5回)の内容について概説する。

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(みやがわ けんじ)


アンダーソン・毛利・友常法律事務所スペシャル・カウンセル弁護士。1997年慶應義塾大学法学部卒業。2000年弁護士登録(第二東京弁護士会)。2004年ロンドン大学(University College London)ロースクール(LL.M.)修了。2019年から慶應義塾大学非常勤講師(Legal Presentation and Negotiation)。国内外の金融取引、不動産取引、気候変動関連法務および電子署名等のデジタルトランスフォーメーション関連法務を専門とする。

 

(かがわ・りょうたろう)


アンダーソン・毛利・友常法律事務所アソシエイト。早稲田大学法学部卒業。2022年弁護士登録(東京弁護士会)。執筆として「非化石証書の制度と実務」(NBL2023年11月1日号)等。

 

アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 https://www.amt-law.com/

<事務所概要>
アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業は、日本における本格的国際法律事務所の草分け的存在からスタートして現在に至る、総合法律事務所である。コーポレート・M&A、ファイナンス、キャピタル・マーケッツ、知的財産、労働、紛争解決、事業再生等、企業活動に関連するあらゆる分野に関して、豊富な実績を有する数多くの専門家を擁している。国内では東京、大阪、名古屋に拠点を有し、海外では北京、上海、香港、シンガポール、ハノイ、ホーチミン、バンコク、ジャカルタ等のアジア諸国およびロンドン、ブリュッセルに拠点を有する。

<連絡先>
〒100-8136 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング

 


* 「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」は、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業および弁護士法人アンダーソン・毛利・友常法律事務所を含むグループの総称として使用

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