SH5285 特許出願非公開制度に関し、 国際特許分類の改正に伴い経済安全保障推進法施行令が改正 後藤未来/山﨑貴明(2025/01/22)
2022年5月11日に、「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」(以下「経済安全保障推進法」という。)が成立し、2024年5月1日より、経済安全保障推進法に基づき、特許出願非公開制度が開始された。特許出願を非公開にするか否かの審査は、特許庁による第一次審査と内閣府による第二次審査(保全審査)との二段階に分けて行われる。特許庁の第一次審査では、特許出願の中から、国際特許分類(IPC)またはその小分類に基づいて特定技術分野に属する発明が記載されている出願が選別され、選別された出願の書類が内閣総理大臣に送付され、保全審査において、特許出願の明細書などに記載された発明が保全されるか否かが決定される。