SH4826 タイ:競争法の企業結合規制及び執行に関する最新動向 佐々木将平(2024/02/26)

取引法務競争法(独禁法)・下請法

タイ:タイ競争法の企業結合規制及び執行に関する最新動向

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 佐々木 将 平

 

1 はじめに

 タイにおいては、東南アジア各国の中でも比較的早い1999年に競争法(Trade Competition Act)(以下、「取引競争法」という。)が制定されたものの、その執行はほとんど行われない状況が長年続いていた。しかし、2017年の新取引競争法の制定以降、近年、徐々に執行事例が増え始めており、本稿執筆時点で公表されている限り、取引競争委員会により違反が認定された件数は、2021年は7件、2022年は8件に上っている。その中には、カルテル規制違反や企業結合届出規制の違反など、日系企業にとっても参考となる事例が出始めていることから、本稿では、注目すべき執行事例に触れながら、取引競争法の執行に関する最新動向を紹介する。

この記事はプレミアム向け有料記事です
続きはログインしてご覧ください


 

(ささき・しょうへい)

長島・大野・常松法律事務所バンコクオフィス代表。2005年東京大学法学部卒業。2011年 University of Southern California Gould School of Law 卒業(LL.M.)。2011年9月からの約2年半にわたるサイアムプレミアインターナショナル法律事務所(バンコク)への出向経験を生かし、日本企業のタイ進出及びM&Aのサポートのほか、在タイ日系企業の企業法務全般にわたる支援を行っている。タイの周辺国における投資案件に関する助言も手掛けている。

 

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

長島・大野・常松法律事務所は、約500名の弁護士が所属する日本有数の総合法律事務所です。企業法務におけるあらゆる分野のリーガルサービスをワンストップで提供し、国内案件及び国際案件の双方に豊富な経験と実績を有しています。

当事務所は、東京、ニューヨーク、シンガポール、バンコク、ホーチミン、ハノイ、ジャカルタ及び上海に拠点を構えています。また、東京オフィス内には、日本企業によるアジア地域への進出や業務展開を支援する「アジアプラクティスグループ(APG)」及び「中国プラクティスグループ(CPG)」が組織されています。当事務所は、国内外の拠点で執務する弁護士が緊密な連携を図り、更に現地の有力な法律事務所との提携及び協力関係も活かして、特定の国・地域に限定されない総合的なリーガルサービスを提供しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました