個人情報保護法

取引法務

SH4699 個人情報保護委、「個人情報データベース等不正提供等罪の適用事例等を踏まえた安全管理措置及び漏えい等の報告に関する 留意点について」注意喚起――内部的不正行為による悪質事例を踏まえ、情報システムの「アクセス制御」「ログの定期的な分析」の重要性も指摘 (2023/11/22)

今般の注意喚起は近時の事案2件を事例として挙げ「内部的な不正行為に起因する悪質な事例が増加している傾向があるものと思料され」るとする指摘のもと、なされた。
個人情報保護法

SH4689 日EU経済連携協定「データの自由な流通」交渉の大筋合意 岡村優(2023/11/15)

日EU経済連携協定「データの自由な流通」交渉の大筋合意 岩田合同法律事務所 弁護士 岡 村   優 1 交渉の経過及び背景 ⑴ 交渉の経過  2019年2月に発効した日EU経済連携協定(以下「日EU・EPA」という。)の「第8・81条 デー...
取引法務

SH4684 インドネシア:個人情報保護法に関するインドネシア憲法裁判所判決 中村洸介(2023/11/13)

昨年10月17日、インドネシアで初の包括的な個人情報保護法が制定されたが、その制定後1か月も経たないうちに、同法がインドネシア憲法に違反すると主張する憲法訴訟が2件申し立てられた。 あくまでも両事案ともインドネシア人個人が提起したもので、主に審査対象となった規定も必ずしも企業活動に直接関連するものではないが、本年4月、憲法裁判所の合憲判決がなされたため、本稿で紹介する。
個人情報保護法

SH4669 個人情報委、改正個人情報保護法の施行状況(個人情報取扱事業者等への監督状況)を議題とした第258回個人情報保護委員会を開催 池田美奈子(2023/10/31)

個人情報委、改正個人情報保護法の施行状況 (個人情報取扱事業者等への監督状況)を議題とした 第258回個人情報保護委員会を開催 岩田合同法律事務所 弁護士 池 田 美奈子   1 はじめに  個人情報の保護に関する法律(以下「個情法」という...
個人情報保護法

SH4653 個人情報委、第255回個人情報保護委員会を開催――同委員会において議題とされた改正個人情報保護法の施行状況 北川弘樹(2023/10/11)

個人情報委、第255回個人情報保護委員会を開催 ――同委員会において議題とされた改正個人情報保護法の施行状況―― 岩田合同法律事務所 弁護士 北 川 弘 樹   1 はじめに  個人情報の保護に関する法律(以下「個情法」という。)に関しては...
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SH4650 中国:【速報】個人情報の越境移転の規制緩和なるか――データの越境移転の促進および規範化規定(パブコメ版)の公表 川合正倫/艾蘇(2023/10/09)

9月28日に「データの越境移転の促進および規範化規定」のパブコメ版が公表され、これまで一律に厳格な対応が求められていた個人情報やデータの越境移転の規制緩和が図られる内容が含まれていることで大きな注目を集めている。
個人情報保護法

SH4648 アイルランドデータ保護当局がGDPRの公正性原則違反を理由として3億4500万ユーロの制裁を科した事案 井上乾介/福山和貴(2023/10/06)

2023年9月15日、アイルランドデータ保護当局(Irish Data Protection Commission以下「DPC」という。)が、TikTokが13歳から17歳までの子供の個人データの処理につき、欧州一般データ保護規則(以下「GDPR」という。)の公正性の原則に違反すると決定し、3億4500万ユーロの罰金を科した(以下「本事案」という。)
個人情報保護法

SH4647 タイ:個人情報保護法のデータ保護責任者の選任に係る下位規則の制定(2) 中翔平(2023/10/05)

2023年9月14日にデータ保護責任者(以下「DPO」という。)の選任に係る下位規則(以下「本下位規則」という。)が制定された。本下位規則は、同年12月13日に施行される。本下位規則では、DPOの選任要件の内容・判断基準が具体的に規定されており、実務上の重要性が高いと考えられる。本稿ではその概要を述べる。
個人情報保護法

SH4646 タイ:個人情報保護法のデータ保護責任者の選任に係る下位規則の制定(1) 中翔平(2023/10/04)

2023年9月14日にデータ保護責任者(以下「DPO」という。)の選任に係る下位規則(以下「本下位規則」という。)が制定された。本下位規則は、同年12月13日に施行される。本下位規則では、DPOの選任要件の内容・判断基準が具体的に規定されており、実務上の重要性が高いと考えられる。本稿ではその概要を述べる。
個人情報保護法

SH4638 米FTC、遺伝・健康情報に関するデータをめぐるプライバシー保護違反につきDNA検査企業との間で20年間にわたる管理改善を含む同意命令の合意 井上乾介/石瀛(2023/09/28)

米国の連邦レベルの個人情報保護は、個別法とFTC法で規制しており、執行機関としてのFTCがFTC法5条に基づく執行権限を用いて民間企業の監督を行っている。具体的には、FTC法5条(a)では「不公正若しくは欺瞞的な行為又は慣行」(unfair or deceptive acts or practices)を禁止しており、FTCはこれらの禁止行為を民間企業が行わないように監督する権限が与えられている。