判例コメント

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◇SH4097◇最三小判 令和4年3月22日 不動産取得税賦課処分取消請求事件(戸倉三郎裁判長)

【判示事項】  複数の不動産を一括して分割の対象とする共有物の分割により不動産を取得した場合における地方税法73条の7第2号の3括弧書きに規定する「当該不動産の取得者の分割前の当該共有物に係る持分の割合を超える部分」の有無及び額の判断の方法...
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◇SH4094◇最一小決 令和3年5月12日 準強姦被告事件(山口厚裁判長)

【判示事項】  原審が被告人質問を実施したが、被告人が黙秘し、他に事実の取調べは行われなかったという事案につき、第1審が無罪とした公訴事実を原審が認定して直ちに自ら有罪の判決をしても、刑訴法400条ただし書に違反しないとされた事例 【判決要...
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◇SH4084◇最三小判 令和3年9月7日 窃盗被告事件(長嶺安政裁判長)

【判示事項】  被告人は心神耗弱の状態にあったとした第1審判決を事実誤認を理由に破棄し何ら事実の取調べをすることなく完全責任能力を認めて自判をした原判決が、刑訴法400条ただし 書に違反するとされた事例 【判決要旨】  被告人は行動制御能力...
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◇SH4075◇最三小判 令和4年2月15日 公金支出無効確認等請求事件(戸倉三郎裁判長)

【判示事項】  大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例(平成28年大阪市条例第1号)2条、5条~10条と憲法21条1項 【判決要旨】  大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例(平成28年大阪市条例第1号)2条、5条~10条は、憲法21条...
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◇SH4064◇最二小判 令和4年3月18日 山形大学不当労働行為救済命令取消請求事件(岡村和美裁判長)

【判示事項】  使用者が誠実に団体交渉に応ずべき義務に違反する不当労働行為をした場合において、当該団体交渉に係る事項に関して合意の成立する見込みがないときに、労働委員会が使用者に対して誠実に団体交渉に応ずべき旨を命ずることを内容とする救済命...
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◇SH4038◇最二小判 令和4年2月7日 非認定処分取消請求事件(菅野博之裁判長)

【判示事項】  あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律19条1項と憲法22条1項 【判決要旨】  あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律19条1項は、憲法22条1項に違反しない。  (意見がある。) 【参照条...
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◇SH4016◇最三小判 令和3年7月30日 覚醒剤取締法違反、大麻取締法違反、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律違反被告事件(林道晴裁判長)

【判示事項】  違法収集証拠として証拠能力を否定した第1審の訴訟手続に法令違反があるとした原判決に、法令の解釈適用を誤った違法があるとされた事例 【判決要旨】  警察官が、被告人の自動車内にチャック付きビニール袋を確認した旨の疎明資料を作成...
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◇SH3993◇最三小判 令和4年1月18日 損害賠償請求事件(林道晴裁判長)

【判示事項】  不法行為に基づく損害賠償債務の遅延損害金を民法405条の適用又は類推適用により元本に組み入れることの可否 【判決要旨】  不法行為に基づく損害賠償債務の遅延損害金は、民法405条の適用又は類推適用により元本に組み入れることは...
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◇SH3990◇最三小判 令和3年11月2日 損害賠償請求事件(長嶺安政裁判長)

【判示事項】  交通事故により被害者に身体傷害及び車両損傷を理由とする各損害が生じた場合における、被害者の加害者に対する車両損傷を理由とする不法行為に基づく損害賠償請求権の民法(平成29年法律第44号による改正前のもの)724条前段所定の消...
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◇SH3968◇最一小決 令和3年10月28日 財産分与申立て却下審判に対する抗告一部却下等決定に対する許可抗告事件(深山卓也裁判長)

【判示事項】  財産の分与に関する処分の審判の申立てを却下する審判に対し相手方が即時抗告をすることの許否 【決定要旨】  財産の分与に関する処分の審判の申立てを却下する審判に対し、夫又は妻であった者である相手方は、即時抗告をすることができる...