アジア法務情報(長島・大野・常松法律事務所)

競争法(独禁法)・下請法

SH4826 タイ:競争法の企業結合規制及び執行に関する最新動向 佐々木将平(2024/02/26)

本稿では、注目すべき執行事例に触れながら、取引競争法の執行に関する最新動向を紹介する。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH4824 シンガポール:会社法改正――株式強制買取 石原和史(2024/02/22)

ある会社の全株式(又は特定の種類株式全て。以後は説明の便宜のため全株式取得を前提とする。)を取得しようとする買収者がいる場合、当該買収のオファーから4ヶ月以内に、全株式の90%以上を保有する株主が当該買収オファーを承認すれば、一定の手続きを経て、当該買収に反対する株主からも株式を取得することができるという制度である。
特許・商標・意匠・著作権

SH4823 マレーシア:マレーシアと知的財産法制 長谷川良和(2024/02/21)

マレーシアの知的財産インフラという観点から、マレーシアの知的財産法制を鳥瞰し、次いで主要な知的財産権として、特許権、商標権及び著作権の保護制度の概要について簡潔に紹介する。
資本市場・IPO

SH4821 インド:非公開会社の有価証券の電子化 山本匡(2024/02/20)

インドの非公開会社は、原則として、2023年3月31日以降に終了する事業年度の最終日から18ヶ月以内(事業年度が4月1日~翌年3月31日であれば、2024年9月30日まで)に株券を含め有価証券を電子化して発行しなければならず、全ての有価証券の電子化を促進しなければならない。
経営・コーポレートガバナンス

SH4813 中国:会社法改正~登録資本金の新制度に関する規定の意見募集~(下) 川合正倫/万鈞剣(2024/02/16)

実施規定案のうち、特に既存の有限責任会社にとって注意が必要となる事項を中心に紹介する。
組織法務

SH4812 中国:会社法改正~登録資本金の新制度に関する規定の意見募集~(上) 川合正倫/万鈞剣(2024/02/15)

実施規定案のうち、特に既存の有限責任会社にとって注意が必要となる事項を中心に紹介する。
役員責任・会社訴訟

SH4804 中国:会社法の全面改正(下) 川合正倫/万鈞剣(2024/02/09)

改正会社法は、現行の13章218条から15章266条に充実化が図られた。改正案の可決まで3回の意見募集を通じて、登録資本の払込規制に関する見直しを含む重要点の検討が行われた。本稿では、現行法からの重要な変更点を中心として概要を紹介し、外国投資者の留意点を説明する。
経営・コーポレートガバナンス

SH4803 中国:会社法の全面改正(上) 川合正倫/万鈞剣(2024/02/08)

改正会社法は、現行の13章218条から15章266条に充実化が図られた。改正案の可決まで3回の意見募集を通じて、登録資本の払込規制に関する見直しを含む重要点の検討が行われた。本稿では、現行法からの重要な変更点を中心として概要を紹介し、外国投資者の留意点を説明する。
そのほか

SH4789 インドネシア:正副大統領候補者の資格要件に関する憲法裁判所の判決(3・完)――ジョコウィ大統領長男の出馬に道を拓く 前川陽一(2024/01/30)

インドネシア:正副大統領候補者の資格要件に関する 憲法裁判所の判決(3・完) ――ジョコウィ大統領長男の出馬に道を拓く―― 長島・大野・常松法律事務所 弁護士  前 川 陽 一 (承前) ⑵ 憲法裁判所の法律解釈権限に限界はないか  違憲審...
そのほか

SH4788 インドネシア:正副大統領候補者の資格要件に関する憲法裁判所の判決(2)――ジョコウィ大統領長男の出馬に道を拓く 前川陽一(2024/01/29)

インドネシアは、大統領(執行府)、国会(立法府)、裁判所(司法府)が独立して互いに権力の行使を牽制する三権分立の統治制度を採用している。三権分立制度を前提として、憲法裁判所は、法律が憲法に適合しているかどうかを審査する特別の裁判所であり、最高裁判所を頂点とする裁判所の系列からは独立した司法機関として第3次憲法改正(2001年)により新たに設置された。その権限の範囲は、法律の違憲審査のほか、政府機関の間の権限に関する紛争、政党の解散、選挙結果に関する紛争、国会による正副大統領の罷免決議に対する審査に及び、これらの事件について初審かつ最終審として裁判を行い、その判断は終局的なものである。憲法裁判所により違憲とされた法律の条項は、将来に向かってその効力を失う。