判例コメント

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◇SH0370◇最三小判 平成27年4月28日 審決取消等請求事件(岡部喜代子裁判長)

1 事案の概要  本件は、著作者や音楽著作権を有する音楽出版社等(以下「著作者等」という。)から委託を受けて音楽著作物の利用許諾等の音楽著作権の管理を行う管理事業者である上告参加人(A)が、その管理する音楽著作物(以下「管理楽曲」という。)...
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◇SH0368◇最一小判 平成27年4月9日 損害賠償請求事件(山浦善樹裁判長)

1 事案の概要 (1) 本件は、責任を弁識する能力のない未成年者がサッカーボールを蹴って他人に損害を加えた場合において、その親権者が民法714条1項の監督義務者としての義務を怠らなかったかどうかが争われた事案である。 (2) 事実関係の概要...
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◇SH0309◇最一小判 平成27年2月19日 株主総会決議取消請求事件(櫻井龍子裁判長)

1  本件は、Y社の発行済株式の総数3000株のうち2000株をAと2分の1ずつの持分割合で準共有しているXが、Y社の株主総会決議には、決議の方法等に法令違反があると主張して、Y社に対し、会社法831条1項1号に基づき、上記株主総会決議の取...
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◇SH0297◇最三小判 平成27年2月17日 求償金等請求事件(木内道祥裁判長)

1  本件は、信用保証協会であるXが、信用保証委託契約上の事後求償権等に基づき、Yらに対し、金員の連帯支払を求めた事案である。Yらが事後求償権の消滅時効を主張したのに対し、Xは事前求償権を被保全債権とする仮差押えにより消滅時効が中断している...
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◇SH0293◇最二小決 平成27年2月3日 住居侵入、強盗殺人被告事件(千葉勝美裁判長)

1 事案の概要  裁判員制度の施行後5年間において第1審で死刑が言い渡された事件21件中、これを破棄した控訴審判決は3件あったものであり、これらの控訴審判決に対して検察官が上告したのは①②事件のみであった。第二小法廷が①②事件について同日付...
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◇SH0284◇最二小決 平成27年2月24日 最高裁判所がした訴訟終了宣言の決定に対する不服申立ての許否(小貫芳信裁判長)

1  本件は、申立人に対する覚せい剤取締法違反被告事件について、申立人の上告取下げに伴い、最高裁がした訴訟終了宣言の決定に対し、弁護人及び申立人から不服申立てがされた事案である。 2  最高裁判所の決定に対しては、特別の規定がない限り、最高...
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◇SH0281◇最二小決 平成27年2月23日 裁判の執行に関する異議申立て事件(千葉勝美裁判長)

1  本件は、窃盗被告事件で有罪とされた申立人が、高裁及び最高裁の各訴訟費用負担の裁判につき、刑訴法502条による裁判の執行に関する異議を申し立てた事案である。本件では、検察官の執行指揮に基づき納付告知及び督促はされていたものの、未だ同法4...
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◇SH0275◇最一小判 平成27年2月19日 損害賠償請求事件(山浦善樹裁判長)

1 事案の概要  本件は、A社(株式会社アートネイチャー)の株主であるXが、取締役であったY1らに対し、平成16年3月の第三者割当の方法による新株発行(以下「本件新株発行」という。)の発行価額は商法(平成17年法律第87号による改正前のもの...
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◇SH0268◇最大判 平成26年11月26日 選挙無効請求事件(寺田逸郎裁判長)

1 事案の概要  本件は、平成25年7月21日施行の参議院議員通常選挙(以下「本件選挙」という。)について、東京都選挙区及び神奈川県選挙区の選挙人であるX(原告、上告人兼被上告人)らが、公職選挙法14条、別表3の参議院(選挙区選出)議員の議...
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◇SH0263◇最一小判 平成26年10月23日 地位確認等請求事件(櫻井龍子裁判長)

1  本件は、Yに雇用され管理職である副主任の職位にあった理学療法士であるXが、労働基準法65条3項に基づく妊娠中の軽易な業務への転換に際して副主任を免ぜられ(以下「本件措置」という。)、育児休業の終了後も副主任に任ぜられなかったことから、...