重要ニュース速報(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業)

取引法務

SH4710 EDPB、Facebook及びInstagramを運営するメタ社に対して「行動ターゲティング広告」を禁止するノルウェーの措置を、EU・EEAの全加盟国30か国にて適用と発表 ――時系列でみるEU各国当局とメタ社の闘い 中崎尚(2023/11/28)

EDPB、Facebook及びInstagramを運営するメタ社に対して「行動ターゲティング広告」を禁止するノルウェーの措置を、EU・EEAの全加盟国30か国にて適用と発表 ――時系列でみるEU各国当局とメタ社の闘い―― アンダーソン・毛利...
新領域

SH4709 米政府、AIの安全で責任ある使用を促進するための新たな取組みを発表 後藤未来/石瀛(2023/11/28)

米政府によるAIに関する最近の取り組みとしては、2023年10月30日に、安全・安心・信頼できるAIの開発と利用に関する大統領令が公表された。その直後、2023年11月1日から2日にかけて、米国、日本、EU、中国等を含む28か国が参加した世界AI安全サミット(AI Safety Summit)が英国のブレッチリーパークにて開催され、米国からはハリス副大統領も参加し、AIの安全で責任ある使用を促進するための米国の新たな取組みを発表した。
新領域

SH4706 総務省、「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会(第1回)」を開催 井上乾介/福井佑理/佐々木公樹(2023/11/27)

昨今、生成AIやメタバースなどのデジタル技術の進展が急速に進んでいるが、それに伴い、それらの技術の利用に内在する様々なリスクが顕在化してきている。
個人情報保護法

SH4705 雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項の一部改正 上田潤一/平井裕人(2023/11/27) 

本留意事項は、雇用管理分野における個人情報のうち労働者の健康に関する情報の取扱いに関して、個人情報保護法その他の法令における事業者の法的義務を整理し直したものであり、事業者に対して、新たな法的義務を課すものではない。
特許・商標・意匠・著作権

SH4703 内閣府「AI時代の知的財産権検討会」第3回の動向――AIと特許をめぐる議論について 後藤未来/市川祐輔(2023/11/24)

AI技術の急速な進展と普及に伴い、企業等における発明の創作過程でのAIの活用が進むことが予想される。これを踏まえ、「AI時代の知的財産権検討会」においては、AIを利用して行われる発明についての現行法制度の考え方を整理する必要があるという認識がなされている。
サステナビリティ

SH4702 我が国初となる「CCS事業法」案 大槻由昭(2023/11/24)

既報のとおり、わが国でもCCS(二酸化炭素の回収・地中等への貯留)の事業化に関して政府の検討会でも検討されてきているところ、近時、CCS事業にかかる法制化の動きが加速されている。直近では、本年11月6日に、経済産業省 総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会カーボンマネジメント小委員会・産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 産業保安基本制度小委員会の合同会議が開催され、CCSの実施にかかるわが国で初となる法律として「CCS事業法」(仮称)の具体化に向けた検討が開始されている[1]。本稿では、かかる「CCS事業法案」構想について、すでに公表されている政府資料をもとに、CCS事業にかかる若干の前提となる情報を加えつつ、一定の考察を加えるものである。
そのほか

SH4701 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号は憲法13条に違反すると判示した最高裁決定(最大決令和5年10月25日) 齋藤宏一/野村直弘(2023/11/24)

性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号は、性同一性障害者が性別の取扱いの変更の審判を請求するための要件の一つとして、「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること」を定めている。 社会的にも大きな注目を集めた令和5年10月25日の最高裁大法廷決定は、本件規定が憲法13条に違反し無効であると判示した。
M&A・組織再編(買収防衛含む)

SH4698 吸収合併消滅会社の株主が合併契約承認のための株主総会に先立って会社に対して反対の旨の委任状を送付したことが会社法785条2項1号イにいう吸収合併等に反対する旨の通知に当たるとされた事例(最一小決令和5年10月26日) 生方紀裕/野村直弘(2023/11/21)

;吸収合併消滅会社の株主が合併契約承認のための株主総会に先立って会社に対して反対の旨の委任状を送付したことが会社法785条2項1号イにいう吸収合併等に反対する旨の通知に当たるとされた事例 (最一小決令和5年10月26日) アンダーソン・毛利...
新領域

SH4695 G7各国のAI規制最新動向とその背景にある広島AIプロセスを俯瞰する 中崎尚(2023/11/20)

広島AIプロセスとは、2023年5月に閉幕したG7広島サミットの首脳宣言において創設することで合意をみた、生成AIの活用や開発、規制に関する国際的なルール作りを推進するために、G7の関係閣僚が中心となり議論を行うための新たな枠組みである。日本は議長国として、さまざまなステークホルダーとの協力を通じて、2023年内にG7における生成AIに関する共通の見解を取りまとめるべく、図表1のスケジュールでプロセスを進めている。
サステナビリティ

SH4693 農林水産省、「食品企業向け人権尊重の取組のための手引き(案)」についての意見募集 早瀨孝広/秋野博香(2023/11/17)

農林水産省、「食品企業向け人権尊重の取組のための手引き(案)」についての意見募集 アンダーソン・毛利・友常法律事務所* 弁護士 早 瀨 孝 広 弁護士 秋 野 博 香 1 はじめに  農林水産省は、2023年10月27日、「食品企業向け人権...